第26回日本抗加齢医学会総会に、野村院長と鍋島陽一科学顧問が登壇しました

2026年7月7日│お知らせ

2026年6月26日(金)〜28日(日)にパシフィコ横浜ノースで開催された「第26回日本抗加齢医学会総会」において、当院院長の野村紘史と科学顧問の鍋島陽一先生(京都大学大学院 名誉教授)が登壇しました。

今回の学会では、老化研究の最新知見や、長寿関連タンパク質として注目される「Klotho(クロトー)」、そしてKlothoを含有するエクソソーム製剤「KLOSOME®(クロソーム)」の皮膚応用について発表が行われました。

鍋島 陽一 科学顧問 
「老化研究の最近の進歩 — 健康長寿は実現可能な目標となっている —」

鍋島先生は、老化研究の歴史と近年の進展について講演されました。

これまで老化は、誰にでも起こる自然な変化として受け止められてきました。しかし近年では、細胞や遺伝子、体内の情報伝達の変化など、さまざまな生物学的メカニズムから老化を理解する研究が進んでいます。

講演では、老化の仕組みを解き明かすことで、単に寿命を延ばすだけでなく、健康で自立した生活を長く保つ「健康長寿」を目指す研究が大きく進展していることが紹介されました。

また、鍋島先生らが発見したKlotho遺伝子をはじめとする老化研究の成果が、今後の医療や予防、ウェルビーイングにどのようにつながっていくのかについても解説がありました。

野村 紘史 院長 
「ロンジェビティ・プロテイン『Klotho』含有エクソソームKLOSOMEの皮膚応用」

野村院長は、長寿関連タンパク質として研究されているKlothoと、細胞どうしの情報伝達に関わるエクソソームに着目したKLOSOME®の皮膚応用について講演しました。

皮膚は、紫外線や乾燥、環境ストレスの影響を受けやすく、年齢とともにしわ、くすみ、ハリの低下などが現れやすい組織です。今回の発表では、KLOSOME®に関する基礎研究に加え、実際の美容医療の現場での使用経験について紹介しました。

臨床使用経験では、マイクロニードリングなどにより皮膚表面に微細な通り道を作ったうえでKLOSOME®を塗布する方法を用い、肌のハリ、くすみ、小ジワなどの変化を観察した結果が報告されました。

また、KLOSOME®は、従来のフィラーやスキンブースターのように「足りないものを補う」発想とは異なり、皮膚の細胞環境や情報伝達に着目した新しいアプローチとして紹介されました。

まだ研究と臨床経験のさらなる蓄積が必要な領域ではありますが、皮膚そのものの老化に向き合う新しい選択肢として、今後の可能性が期待されています。