トレチノインクリーム
ホームケア
不要
なし
制限なし
このような方におすすめ
- しみ、くすみが気になる
- 紫外線によるしみ、肝班、そばかす、炎症後色素沈着と診断されたことがある
- 小ジワのない若々しいお肌を保ちたい

施術内容
トレチノインとはビタミンAの誘導体で、肌のターンオーバーを促進してしみ・くすみをとり、真皮でのコラーゲン分泌を増やして小ジワを改善する効果があります。
ビタミンAは栄養として毎日食事から摂取する成分であり、トレチノインもごくわずかに血液中にも含まれる成分ですので、アレルギー反応を起こす心配がなく、安心してご使用いただけます。
お肌の気になる部分にトレチノインクリームを直接塗ることにより、皮膚のエイジングを抑え、若々しい状態を保つのに有効な治療です。
小ジワに対してはトレチノインクリーム単剤で、しみ・くすみに対してはハイドロキノンクリームと組み合わせてトレチノイン・ハイドロキノン併用療法として塗布するのが一般的です。
クリームでの治療であるため、自宅でホームケアとしておこなえます。また、ダウンタイムがなく、お知り合いやご友人に指摘されない程度の自然なスピードで、確実にお肌を若返らせてくれるのが大きな魅力と言えます。
なお、市販の化粧品(美白クリーム)に配合が許可されているビタミンA誘導体成分としてレチノールやレチニールエステルがありますが、これらの効果はトレチノインの生理活性の100分の1以下にとどまります。トレチノインクリームは医師の診察、指導のもと使用する治療用クリームです。
ホームケアの方法
【しみ・くすみに対する治療(トレチノイン・ハイドロキノン併用療法)】
洗顔後、トレチノインクリームをできるだけしみ・くすみの部分のみに薄く塗布します。塗布後、2〜3分間ほど乾くのを待ちます。化粧水はトレチノインクリーム塗布前にご使用いただいて構いません。
ハイドロキノンクリームを薄く塗布します。しみ・くすみの部分より若干広く塗っていただいて構いません。乾いたのち、美容液や保湿クリーム等をご使用いただいて構いません。
しみ・くすみに対する効果を最大化するために、上記1、2の塗布を2ヶ月おこなったのち、1ヶ月の休薬期間をおくことをおすすめしています。休薬後はまた同じ治療を再開していただけます。
【小ジワに対する治療】
洗顔後、トレチノインクリームを小ジワが気になる部分、または全顔に薄く塗布します。化粧水はトレチノインクリーム塗布前にご使用いただいて構いません。美容液や保湿クリーム等はトレチノインクリーム塗布し、乾燥した後にご使用いただいて構いません。
*小ジワに対する治療の際には、しみ・くすみに対する治療よりもトレチノイン濃度が薄いクリームを使用します。必ず医師の説明する使用方法をお守りください。
術前診察と治療法選択のポイント
- しみの種類、程度や、トレチノイン治療の適応とならない母班(あざ)の有無などを診察で確認します。
- 妊娠の可能性やご予定がないか確認します。
*トレチノイン外用による催奇形性は証明されていませんが、安全のため妊娠期間は同治療を中止することが推奨されています。 - トレチノインクリーム、ハイドロキノンクリームの治療でアレルギー反応の既往がないか確認します。
術後経過
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ビタミンAが不足している場合、トレチノインが細胞内に取り込みにくくなっていることによる刺激症状で軽度の赤みが出ることがあります。これはレチノイド反応と呼ばれ、かぶれなどのアレルギー反応とは異なります。通常は数日から1週間程度で自然におさまってきますが、長引く場合にはトレチノインクリームの濃度調節によりコントロールが可能です。赤みが強い方や長引く方は医師にご相談ください。 |
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トレチノインは皮脂の分泌をおさえる効果もあるため、若干乾燥したり、ピリピリするような軽度の刺激が出ることがあります。保湿クリームのご使用をおすすめしています。 |
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トレチノインは皮膚のターンオーバーを促進するため、皮むけが見られることがあります。通常は数日から1週間程度で自然におさまってきます。気になる方には保湿クリームのご使用をおすすめしています。 |
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通常は2ヶ月ほどで効果を実感していただけます。濃いしみに対する治療や、若々しいお肌を保つエイジングケアの場合には治療を継続することにより効果をより高めることができます。 |
起こりうるリスク
- 本治療での健康上のリスクはほとんどありません。術後経過に時々見られる赤み、乾燥などは医師にご相談いただき、それぞれ対処が可能な範囲です。
料金
トレチノインクリーム | しみや小じわを改善する外用薬です。皮膚のターンオーバーを促進します。 | ¥8,800 |
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