ハイドロキノンクリーム
ホームケア
不要
なし
制限なし
このような方におすすめ
- しみ、くすみが気になる
- 紫外線によるしみ、肝班、そばかす、炎症後色素沈着と診断されたことがある
- 美白して若々しいお肌を保ちたい

ホームケアの方法
【薄いしみ・くすみに対する治療(ハイドロキノンクリーム単剤治療)】
洗顔後、気になる部位にハイドロキノンクリームを薄く塗布します。しみ・くすみの部分より広く塗っていただいて構いません。化粧水はハイドロキノンクリーム塗布前にご使用いただいて構いません。美容液や保湿クリーム等はハイドロキノンクリーム塗布し、乾燥した後にご使用いただいて構いません。
【濃いしみに対する治療(トレチノイン・ハイドロキノン併用療法)】
1
洗顔後、トレチノインクリームをできるだけしみ・くすみの部分のみに薄く塗布します。塗布後、2〜3分間ほど乾くのを待ちます。化粧水はトレチノインクリーム塗布前にご使用いただいて構いません。
2
ハイドロキノンクリームを薄く塗布します。しみ・くすみの部分より若干広く塗っていただいて構いません。乾いたのち、美容液や保湿クリーム等をご使用いただいて構いません。
3
しみ・くすみに対する効果を最大化するために、上記1、2の塗布を2ヶ月おこなったのち、1ヶ月の休薬期間をおくことをおすすめしています。休薬後はまた同じ治療を再開していただけます。
術前診察と治療法選択のポイント
- しみの種類、程度や、ハイドロキノン治療の適応とならない母班(あざ)の有無などを診察で確認します。
- トレチノインクリーム、ハイドロキノンクリームの治療でアレルギー反応の既往がないか確認します。
術後経過
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ハイドロキノンの刺激により赤みやヒリヒリするような違和感が出ることがあります。通常は数日〜数週程度でじょじょにおさまってきますが、赤みが強かったり、長引いたりする場合には医師にご相談ください。 |
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通常は2ヶ月ほどで効果を実感していただけます。濃いしみに対する治療や、若々しいお肌を保つエイジングケアの場合には治療を継続することにより効果をより高めることができます。 |
起こりうるリスク
- アレルギー反応
- ごくまれですが、ハイドロキノンに対するアレルギー反応が起きる可能性があります。赤みや違和感が改善しない場合などは治療を中止する場合があります。
- 白斑
- ハイドロキノンを高濃度、長期間で使用するとまれにその部分の肌が白く色抜けを起こすことがあります。当院で使用しているハイドロキノンクリームの濃度で白斑が起きるという報告はほとんどなく、危険性は非常に少ないと言えます。しかしながら、一般の化粧品に許可されているハイドロキノン濃度よりは高濃度ですので、お化粧品の感覚でしみやくすみがないところに漫然と塗ることは推奨されません。医師の説明する用法用量を守って正しくお使いください。
料金
ハイドロキノンクリーム | しみを改善する外用薬です。メラニンの合成を妨げて美白効果を発揮します | ¥8,800 |
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FAQ
どのようなしみに対して効果がありますか?
メラニンの沈着が原因の紫外線によるしみ、肝班、そばかす、炎症後色素沈着などに対して効果があります。また、同じくメラニンの沈着が影響する乳糖乳輪や外陰部の色素沈着などに対しても有効です。一方で、メラニン細胞の集合であるほくろやアザ(太田母班、異所性蒙古斑など)には効果がありません。赤あざや、血流うっ滞などが原因の目の下のクマにも効果が見られません。
洗顔は普通におこなってよいですか?
ハイドロキノンクリームによる治療中も、いつも通り洗顔をおこなっていただけます。肝班をお持ちの方は特に、強めの洗顔やスキンケアの刺激が悪影響となることがありますので、洗顔剤を泡立ててからこすらないように優しく洗顔することをおすすめしています。
治療中にお化粧はおこなってよいですか?
治療中のお化粧の制限はございません。
ハイドロキノン治療中にレーザー治療をおこなってもよいですか?
レーザー治療をおこなう部位には治療前後のハイドロキノンクリーム塗布を避けていただければ、レーザー治療をおこなっても構いません。
ハイドロキノン治療中にフェイシャルエステをおこなってもよいですか?
赤みなどの刺激症状が出ていなければ、通常はエステケアをおこなっても構いません。ピーリングなどの刺激の強いエステをご予定の場合には事前にご相談ください。
ハイドロキノン治療中に光脱毛をおこなってもよいですか?
安全のため、光脱毛処置の前後1ヶ月はハイドロキノン治療を中断することをおすすめしています。
夏でもハイドロキノン治療はおこなえますか?
季節を問わずハイドロキノン治療は自宅でおこなっていただけます。ハイドロキノン治療中に無防備で紫外線にあたると、かえってしみが濃くなることがありますので、日焼け止めクリームなどを併用して紫外線対策に努めることがとても大切です。