しみ治療(ホームケア)

シミ治療自宅でケアイメージ

お肌のしみやくすみに対して、ご自宅で継続できる医療用外用薬を中心に、必要に応じて内服薬、サプリメント、医療機関専売スキンケアを組み合わせる治療です。

当院では、トレチノインとハイドロキノンによる外用治療を治療の柱とし、しみの種類、肌質、刺激への反応、生活スタイルに合わせて使い方を調整します。肝斑ではトラネキサム酸の内服を追加することがあり、ビタミン類やサンプロテクト、スキンケア化粧品のCLIGRAM(カリグラム)なども補助的に取り入れながら、治療期から維持期まで一貫してサポートします。

通院して機器施術を受ける治療とは異なり、ご自宅で少しずつ肌を整えていく治療です。
オンライン診療でもご相談いただけます。

  • 施術時間 ホームケア
  • 麻酔 不要
  • ダウンタイムなし※
  • 洗顔・入浴等 対面/オンライン

※通院施術に伴う腫れや内出血はありませんが、外用治療により赤み、乾燥、ヒリつき、皮むけが出ることがあります。

このような方におすすめ

  • しみ、色むら、くすみが気になる
  • 肝斑を、刺激をできるだけ抑えながら治療したい
  • 仕事や生活を変えず、自宅で継続できる治療を希望している
  • レーザー、光治療などで起きるダウンタイムがない治療を希望している
  • 急激な変化ではなく、じょじょに自然な美白を達成したい
  • ホームケアにより自分でコントロールできるしみ治療がいい
  • 治療後も、医療機関専売スキンケアで美白ケアを続けたい
  • 通院回数を抑え、オンライン診療も活用したい

大切なのは、まず「しみの種類」を見極めること

ひとことで「しみ」と呼ばれていても、日光性色素斑、肝斑、炎症後色素沈着、そばかすなど、原因や性質はさまざまです。ホームケアが適する場合もあれば、レーザー・光治療など別の方法が適する場合もあります。
当院ではまず肌の状態を確認し、その方に合う治療法をご提案します。

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トレチノイン+ハイドロキノン外用療法

当院のホームケア治療の中心となるのが、トレチノインとハイドロキノンという2種類の医療用外用薬です。
化粧品に含まれるレチノール等とは、成分の位置づけや濃度、使用方法が異なります。
医師の診察を受け、決められた用法を守って使用することが大切です。

外用薬 主な役割 治療での考え方
トレチノイン 表皮のターンオーバーを促す 表皮に蓄積したメラニンが皮膚表面へ移動し、排出されていく過程を促します。
ハイドロキノン メラニンの生成を抑える メラニン生成に関わるチロシナーゼの働きを抑え、新たな色素がつくられにくい状態を目指します。

トレチノインとは

トレチノイン(レチノイン酸)はビタミンAの一種で、皮膚の細胞の入れ替わりを促します。色素沈着の治療では、メラニンを含む表皮細胞が皮膚表面へ移動していく流れを促す目的で使用します。

治療開始後、塗布部位とその周囲に赤み、乾燥、ヒリつき、角質がポロポロむける反応が出ることがあります。多くはトレチノインに伴う刺激反応(いわゆるレチノイド反応)としてみられるものですが、反応の程度には個人差があります。赤みが出ないと効果がない、というわけではありません。

ハイドロキノンとは

ハイドロキノンは、メラニンの生成過程に関わる酵素の働きを抑える目的で用いる外用薬です。トレチノインと役割が異なるため、2剤を組み合わせて「今ある色素の排出を促すこと」と「新たなメラニン産生を抑えること」の両方向からアプローチします。

当院でご案内している外用方法

下記は、当院の「トレチノイン治療に関する説明書」に基づく基本的な使用方法です。実際の塗布量・範囲・濃度・使用頻度は、肌状態により異なりますので、診察時の指示を優先してください。

  1. 洗顔してメイクを落とします
    洗顔後、化粧水はトレチノインを塗る前に使用して構いません。肌を強くこすらず、やさしく整えます。
  2. トレチノインを、しみの部分に薄く塗ります
    できるだけ、しみからはみ出さないように薄く塗布します。
    小さなしみには綿棒を使うと塗り分けやすくなります。境界が分かりにくい場合は、分かる範囲で塗布します。
    多く塗り重ねても効果が高くなるわけではありません。
  3. 2〜3分待って、ハイドロキノンを塗ります
    トレチノインを塗って2〜3分待った後、ハイドロキノンを、しみを含めた周囲の皮膚にも広く薄く塗ります。
    目の周りに使用する場合は、目に入らないよう十分に注意してください。
  4. さらに2〜3分後、必要に応じて保湿します
    ハイドロキノンを塗って2〜3分待った後は、肌状態に応じて美容液、保湿パック、クリームなどを使用できます。
    乾燥やつっぱり感がある時は、保湿を丁寧に行ってください。
  5. 開封後は冷蔵庫で保管します
    当院で処方する外用薬は、開封後は冷蔵庫で保存してください。
    光や高温は薬剤の安定性に影響するため、保管方法も治療の一部としてお守りください。
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赤みが強い場合
赤みが強い場合にトレチノインを化粧水で2〜5倍程度に薄めて使用する方法をご案内します。ただし、強い痛み、腫れ、かゆみ、湿疹、水疱などがある場合は自己判断で継続せず、いったん使用を中止して当院へご相談ください。
2か月外用+1か月休薬を1クールに

当院では、皮膚の反応と治療のリズムを考慮し、原則として「2か月間の外用」後に「1か月間の休薬」を入れる方法をおすすめしています。

2か月間トレチノイン+ハイドロキノンを、医師の指示どおりに外用-1か月間 外用薬を休み、保湿・紫外線対策などのスキンケアを中心に

外用期間と休薬期間を合わせた3か月を1クールとし、原則として3か月ごとに医師の診察を受けたうえで次の処方・治療方針を決めます。

 
治療期間中に大切なこと
  • 紫外線対策を徹底する
    刺激の少ない日焼け止め、帽子・日傘、UVケア製品などを組み合わせます。
  • 保湿を十分に行う
    乾燥、つっぱり感、皮むけが出やすいため、肌に合う化粧水や保湿クリームを使用します。
  • 普段のメイクは継続可能
    肌状態に問題がなければ、通常のメイクは続けていただけます。
  • 治療部位へのレーザー、他のしみ用外用治療、エステ等の光線療法(フォトフェイシャル・脱毛等)は行わないでください。
  • 自己判断で塗布量を増やしたり、レチノール・ピーリング成分など刺激の強い製品を追加しないでください。

肝斑ではトラネキサム酸内服を追加することがあります

頬を中心に左右対称に広がる肝斑では、外用治療に加えてトラネキサム酸の内服を組み合わせることがあります。

血栓症の既往がある方や血栓症が起こるおそれのある方、腎機能障害がある方、併用薬によっては慎重な判断が必要です。現在の病気、過去の血栓症、手術歴、服用中の薬などを診察時に必ずお知らせください。

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ビタミンC・ビタミンE・サンプロテクトなどを補助的に

肌の状態や食生活、ご希望に応じて、ビタミンC、ビタミンEなどのサプリメントも補助的にご提案しています。サプリメントは外用薬や紫外線対策に置き換わるものではなく、日々の栄養面から肌のコンディションをサポートします。

当院ではサンプロテクトサプリメントも取り扱っています。いわゆる「飲む日焼け止め」と表現されることがありますが、紫外線そのものを遮断する日焼け止めの代わりになるものではありません。外用の日焼け止め、帽子・日傘などの遮光を基本とし、その補助として取り入れます。

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自宅での美白スキンケアに CLIGRAM(カリグラム)

CLIGRAMのブライトケアラインは、安定型コウジ酸誘導体を中心としたラインナップです。医療用のハイドロキノンとは異なる日常のブライトニングケアとして、肌状態や治療段階に応じて使い分けます。

医療用外用薬を使う治療期だけでなく、休薬期や治療後の維持期に、毎日のスキンケアを整えることも重要です。当院では、医療機関向け高濃度コスメティクス CLIGRAM(カリグラム)のブライトケアラインをご用意しています。

製品例 特徴 治療での位置づけ
コジブライトローション 安定型コウジ酸誘導体+ガラクトミセス培養液など 毎日の化粧水として、治療期・休薬期・維持期のベースケアに
コジブライト 安定型コウジ酸誘導体+パンテノール+複数のビタミンC誘導体 顔全体のブライトニング・保湿ケアに
コジブライトショット 安定型コウジ酸誘導体+Wパンテノール 気になる部分のポイントケアに
オールデイガード SPF50+/PA++++ 日中の紫外線対策に
 
RT+コジブライトについて
RT+コジブライトにはレチノールが配合されています。トレチノイン治療中は刺激が重なりやすいため、自己判断で併用せず、使用時期・頻度は医師の指示に従ってください。休薬期や維持期に適する場合があります。
 
 

オンライン診療にも対応しています

「仕事が忙しく通院しにくい」「遠方から相談したい」という方は、オンライン診療でもご相談いただけます。
しみの状態、治療歴、現在使用している薬や化粧品、既往歴などを確認し、ホームケア治療が適しているかを判断します。

ただし、形・色・盛り上がりなどから他の皮膚疾患との鑑別が必要な場合、診断のために直接肌を確認する必要がある場合、外用後の反応が強い場合などは、対面診察をご案内します。

治療中の経過

治療する部位、皮膚の厚さ、しみの種類や深さ、紫外線曝露、使用状況などにより、効果の現れ方には個人差があります。
当院の説明書では、一般的に数か月かけてゆっくりしみが薄くなっていく治療としてご案内しています。

治療開始後の数日〜数週間に赤みや皮むけが出ることがありますが、強く反応させること自体が治療目的ではありません。肌の状態を見ながら、無理なく続けられる濃度・使用法へ調整します。

※施術中に違和感や不安を感じた場合は、すぐに医師やスタッフにお声掛けください。
※施術時間は10〜20分程度、ダウンタイムもほとんどありません。

起こりうるリスク・注意点

赤み・乾燥・ヒリつき・皮むけ
トレチノインで比較的起こりやすい刺激反応です。強い場合は使用方法を調整します。
かぶれ・接触皮膚炎
外用薬やスキンケア製品で起こることがあります。強いかゆみ、腫れ、湿疹、水疱がある場合は中止してご相談ください。
炎症後色素沈着
強い刺激、紫外線、他施術との重複などにより、別の色素沈着が生じることがあります。
ハイドロキノンによる色調変化
長期・高濃度使用などに関連して、まれに青黒い色調変化(外因性オクロノーシス)が報告されています。自己判断で長期連用しないでください。
トラネキサム酸内服
悪心、食欲不振、下痢、発疹などがみられることがあります。血栓症リスクや腎機能、併用薬を確認して適応を判断します。
効果の個人差・再発
しみや肝斑は紫外線、摩擦、ホルモン環境などの影響で再び目立つことがあります。維持ケアが重要です。

【治療を受けられない・慎重な判断が必要な場合】

  • 当院では、妊娠中または妊娠予定のある方、およびそのパートナーにはトレチノイン治療を行いません。
  • 強い皮膚炎、湿疹、日焼けなどがある場合は、肌状態が落ち着いてから治療を開始することがあります。
  • トラネキサム酸を内服する場合、血栓症の既往・リスク、腎機能、併用薬などによっては処方できない場合があります。
  • その他、医師が安全な治療継続が難しいと判断した場合は、治療内容を変更または中止します。

料金

しみ治療 スタンダードコース トラネキサム酸270錠、トレチノインクリーム15g、ハイドロキノンクリーム15g ¥27,500
しみ治療 プレミアムコース スタンダード内容+ビタミンAサプリメント(60カプセル)×2、サンプロテクトサプリメント(120カプセル)×3 ¥49,500
しみ治療 スペシャルケアコース プレミアム内容+Woman Selectionサプリメント(60包)×2 ¥73,150
※本治療は公的医療保険の適用外(自由診療)です。
※トラネキサム酸を含む内服薬の実際の処方可否は診察で判断します。処方内容は患者様の状態により変更する場合があります。
※ビタミンC・ビタミンEを含む各種サプリメント、CLIGRAM製品は、ご希望・肌状態に応じて別途ご案内します。

FAQ

皮むけや赤みが強いほど、よく効いているのでしょうか?
いいえ。赤みや皮むけはトレチノインで起こり得る反応ですが、強い炎症を起こすことが治療の目的ではありません。赤みが出なくても効果が得られることがあります。強い反応がある場合は使用方法を調整します。
外用薬は、たくさん塗った方が早く効きますか?
いいえ。薬剤は薄く塗るようにご案内しています。濃く塗り重ねても効果が高くなるわけではなく、刺激だけが強くなる可能性があります。
レーザー治療と併用できますか?
トレチノイン治療を行っている期間は、治療部位へのレーザー治療、他のしみ用外用治療、エステ等の光線療法(フォトフェイシャル・脱毛など)は行わないでください。必要な場合は治療時期を調整します。
普段の化粧はできますか?
肌状態に問題がなければ、トレチノイン治療中も普段のメイクは継続できます。乾燥や刺激が強い時は、刺激の少ない保湿・メイク製品を選んでください。
どのくらいの期間治療しますか?
当院では、2か月間の外用+1か月間の休薬を1クールとしておすすめしています。原則として3か月ごとに医師が肌状態を確認し、次の治療を決めます。
市販のレチノール化粧品を一緒に使えますか?
トレチノイン治療中にレチノールやピーリング成分を重ねると刺激が強くなることがあります。CLIGRAMのRT+コジブライトなどレチノール配合製品も、自己判断で併用せず医師へご相談ください。
オンライン診療だけでも治療できますか?
オンラインでのご相談・治療に対応しています。ただし、診断や安全確認のため直接診察が必要と医師が判断した場合は、対面診察をご案内します。