以前のブログで
【BeautiFill脂肪注入】ほかの脂肪吸引・注入と何が違うの?
についてご説明しました。
BeautiFillは次世代レーザー式脂肪吸引機のLipoLife(ライポライフ)を使って採取した脂肪を注入するときの治療名です。
このLipoLife(ライポライフ)での脂肪吸引も、これまでの脂肪吸引の方法と比較した大きな長所がたくさんありますので、シリーズでLipoLife脂肪吸引についてご説明していきます。
【LipoLife脂肪吸引】ほかの脂肪吸引と何が違うの?
その① 【内出血・腫れ・痛みなどのダウンタイムが少ない】
そのほかの脂肪吸引機と比較したLipoLifeの長所は、なんと言ってもダウンタイムが少ないこと。
レーザーにより脂肪細胞へのダメージを最小限にして採取するということは、とられるカラダの立場になって考えれば出血や腫れのダメージが少ないということです。
上のグラフは、従来の脂肪吸引機とLipoLifeで採取した組織の成分を調べた研究です。
脂肪吸引と言っても無条件に脂肪組織だけが吸引できるわけではなく、組織を痛めて出血した血液も一緒に吸引してしまいます。
LipoLifeで採取した脂肪はきれいな黄色をしており、ほとんど血液などが混じっていないことが分かります。
従来の脂肪吸引ではなんと40%もの脂肪以外の組織が含まれていて、出血も20%弱も含まれます。
この割合で5リットルの脂肪吸引をおこなうと、1リットルもの出血をともなうことになり、輸血の必要性すら考える急激な状態の悪化の可能性があります。
また、全身状態の悪化だけでなく、出血はしたものの回収されなかった血液は皮膚の下で内出血となります。
内出血やその他の組織のダメージは炎症を起こしてしばらくは腫れますし、この炎症は術後に続く痛みの原因になります。
ライポライフはレーザーにより脂肪細胞を周囲の組織からほぐし外してダメージ少なく採取するため、このような
- 内出血
- 腫れ
- 痛み
のダウンタイムが従来の脂肪吸引機と比べて非常に少ないのが特徴です。
ちなみに、従来の脂肪吸引機(suction assisted liposuction)のほかにも、先端にシェーバーがついているPower assisted liposuction、超音波を使ったUltrasound assisted liposuction(製品名:VASERが有名)などがありますが、下の図ではそれらと比較してもライポライフでの出血量が少ないことがよく分かります。
以前の記事(【BeautiFill脂肪注入】ほかの脂肪吸引・注入と何が違うの? − その② ダウンタイムがほぼない)でも脂肪採取とダウンタイムの関連についてご説明しています。ご参照ください。