MCIスクリーニング検査

9つのタンパク質を解析し、軽度認知障害(MCI)のリスクを判定します。

  • 検査の種類 血液検査
  • 予約の必要性 特殊検査キットが必要なため
    事前予約必要
  • 結果判明までの期間 約3週間
    (報告書送付のみか診察時ご説明をお選びいただけます)
  • 推奨される検査の頻度 リスク判定ごとに設定
認知症のイメージ

MCIスクリーニング検査とは?

認知症は、発症の20~30年前からの生活習慣が大きく影響することがわかっています。 30歳を過ぎたら、一つひとつの生活習慣が未来の認知症発症に影響しているのです。
MCIスクリーニング検査プラスは、血液で今のあなたの状態がわかる検査です。

検査では血管損傷や炎症、アミロイドβの排出等に関わる9つのタンパク質を「栄養」「脂質代謝」「炎症・免疫」「凝固線溶」の4つのカテゴリーに分類し、血中量を測定することでMCIのリスクを評価しております。

血管のダメージを防ぐ/炎症に関与/アミロイドβの毒性を防御・排出

現在、アルツハイマー型認知症の発症は「血管の老化」や「神経毒性物質であるアミロイドβの蓄積」が原因とされています。

MCIスクリーニング検査プラスでは、その血管の老化やアミロイドβの蓄積に関与するタンパク質の血中量を測ることで、あなたが将来MCIになりやすいか(または既にMCIの可能性があるかどうか)がわかります。

認知症には段階がある

昨今、研究の中で加齢に伴う物忘れと認知症の間に軽度認知障害(*1)(MCI)と呼ばれるグレーゾーンが存在している事が明らかになっております。MCIとは、認知症予備軍とも呼ばれ、認知症ではないものの、加齢に伴う物忘れよりも悪い状態が継続的に続く状態を指します。MCIの状態が約5年ほど継続すると半数以上の人が認知症に移行すると言われています。一方、MCIの段階で適切な予防を行うことで、認知症への移行を食い止めることもできます。

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(*1) Bruscoli M.et al. “Is MCI really just early dementia? A systematic review of conversion studies.” Int Psychogeriatr. 2004 Jun;16(2):129-40.
(*2)Manly JJ. et al. “Frequency and course of mild cognitive impairment in a multiethnic community.” Ann Neurol. 2008 Apr;63(4):494-506.

検査方法

必ず事前のご予約が必要です。
採血による検査です。
高齢になるにつれて、認知症やMCIのリスクは自然と高まります。
定期的に検査を受けることで、早い段階で気づくことができます。

判定結果はリスクに応じてA~Dの 4段階
  • A:1~2年に1回は検査を受けましょう
  • B:1年毎の定期検診を受けましょう
  • C:6ケ月~1年毎の定期検診を受けましょう
  • D:2次検査をおすすめします

検査結果のご報告

検査結果のイメージ

検査結果と、適切な対応方法を詳細に記載した報告書が発行されます。
検査結果が判明するのに約3週間ほどかかります。
検査結果のご報告は、メール等での報告書送付のみか、来院もしくはオンラインでの医師からのご説明かをお選びいただけます。

料金

MCIスクリーニング検査 アルツハイマー型認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)のリスクを評価する血液検査です。 ¥33,000

FAQ

MCIスクリーニング検査で認知症かどうかわかるのですか?
MCIスクリーニング検査は、アルツハイマー型認知症の前段階である軽度認知症障害(MCI)のリスクを統計学的に調べる検査で、この検査の判定結果で診断が確定するものではありません。アルツハイマー型認知症のリスクを早期に発見し、早期予防や診断を受けるためのスクリーニング検査です。検査結果はA(健常)〜D(MCIのリスク高め)の 4段階で判定されます。
MCIスクリーニング検査を受けるのに適している年齢は?
50歳以上の方におすすめします。認知症発症者数は70歳代で急激に増えることがわかっています。早期予防、早期診断のためには、自覚症状がなくても定期的な検査をおすすめします。
他の疾患や飲んでいる薬の影響はありますか?
栄養状態が悪い場合、重症の肝障害、自己免疫疾患などの炎症性疾患や、そのお薬を飲んでいる場合は判定に影響する可能性があります。