LOX index 脳梗塞・心筋梗塞発症リスク検査
動脈硬化の原因物質から将来の脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを検査します。
- 血液検査
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特殊検査キットが必要なため
事前予約必要 -
約3週間
(報告書送付のみか診察時ご説明をお選びいただけます) -
検査結果に応じて
年に1回程度
脳梗塞・心筋梗塞について
脳梗塞・心筋梗塞は、前兆がなく発症し命を落とすことも少なくない疾患です。
現在は、医療の進歩によって命を取り留める確率は以前よりも高くなってきているものの、日本人の死因を疾患別にみると脳血管疾患、心疾患を原因として命を落とす方は依然多く、その合計数では死因1位の悪性新生物(がん)と同水準にあります。 (*1)
また、突然死の死因として最も多いのも心疾患であり、死因の約6割を占めるともいわれています。(図参照)
患者数も高齢化とともに増加の一途を辿っており、総患者数は国内で約200万人以上とも推計されております。(*3)
さらに、脳梗塞などを含む脳血管疾患についてはその後遺症も重く、寝たきりの原因の約4割を占めるとされています。
また、一度発症すると脳梗塞は再発もしやすく、一度脳梗塞になるとおよそ5年内で約3割、10年以内では約5割の方が再発するといった報告もされています。(*4)
(*1)厚生労働省平成29年度「人口動態統計(確定数)の概況」より
(*2)厚生労働省平成29年患者調査より
(*3)厚生労働省平成28年度国民生活基礎調査より
(*4)2005年久山町研究研究報告 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15716529
動脈硬化のメカニズム
それでは、なぜ脳梗塞や心筋梗塞は起こるのでしょうか。
それには“動脈硬化”を知ることが重要になってきます。動脈硬化とは読んで字のごとく、「動脈」と呼ばれる血管が硬くなってしまうことです。動脈硬化はLDLコレステロールに代表される脂質が血管の内側に取り込まれることで進行していきます。
血管の内側に脂質が溜まっていくと、“プラーク”と呼ばれる血管のコブが形成されます。これにより血管が狭くなり、血液の通りも悪くなっていきます。そして、このプラークが破れると血栓という血の塊ができ、完全に血管を塞いでしまいます。
これが脳の血管で起きると「脳梗塞」、心臓の血管で起こると「心筋梗塞」となります。
脳梗塞・心筋梗塞は、ある日突然発症します
動脈硬化は、自覚症状がないまま進行し、ある日突然発症します。
生活習慣の乱れ等が蓄積し、血管内皮の細胞が傷つけられると動脈硬化が進行します。
脳血管疾患・心疾患の年間死亡者数は、がんと同水準で「4人に1人」が動脈硬化を一因とする疾患で亡くなっており、脳梗塞は寝たきりの原因第1位となっています。
Lox indexとは?
脳梗塞・心筋梗塞のリスクを調べる血液検査です。
血液中で酸化した超悪玉コレステロール“酸化変性LDL(LAB)“と、それを血管の壁に取り込み動脈硬化を進ませる“LOX-1”というたんぱく質の2項目を測定し、将来の脳梗塞や心筋梗塞の発症危険度を評価します。
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(*1) 井上信孝ほか Clinical Chemistry 56:4 550-558 ,2010
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20093560 - (*2) 沢村達也ほか Nature, 386:73-77, 1997.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9052782
検査方法
必ず事前のご予約が必要です。
採血による検査です。
検査結果に応じて年に1回程度の検査をおすすめしています。
※本サービスは、利用者自身が生活習慣の改善や受診を行うかを判断するための参考となる情報を提供するものであり、脳梗塞及び心筋梗塞の疾患発症に関する医学的な診断や助言を行う検査ではなく、医師の診断や助言を代替するものではございません。
※脳梗塞・心筋梗塞の発症や動脈硬化の進行は、その他の健康診断の検査結果や精密検査の結果をもとに総合的に判断されるものです。
検査結果のご報告
検査結果と、適切な対応方法を詳細に記載した報告書が発行されます。
検査結果が判明するのに約3週間ほどかかります。
検査結果のご報告は、メール等での報告書送付のみか、来院もしくはオンラインでの医師からのご説明かをお選びいただけます。
料金
LOX-index | 動脈硬化性疾患(脳梗塞・心筋梗塞)の発症リスクを予測する最新の血液検査です。 | ¥22,000 |
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FAQ
- 妊娠中、または、出産後3ヶ月以内の女性の方
- 抜歯直後の方
- 感染症等により高熱が出ている方
- 関節リウマチの方