ヒアルロン酸(ジュビダームビスタ 各種)
- 10分
- 冷却麻酔 (希望時、麻酔クリームやブロック麻酔など)
- 当日からデスクワーク可能
- 当日から洗顔、シャワー浴可能
このような方におすすめ
- シワやたるみを改善したい
- 手軽に若々しい印象の顔になりたい
- 切らない施術を希望する
- ダウンタイムがない治療を希望する
施術内容
ヒアルロン酸は人体でも自然に作られるムコ多糖類の一種です。
ヒアルロン酸は自重の6,000倍の水分を保持できるという強力な保水成分ですが、加齢によりヒアルロン酸の生成が減少してしわやたるみの原因の一つとなってしまいます。
ヒアルロン酸注射は、解剖学・組織学的に最も効果的な部位のボリュームを増加させることにより、しわやたるみを改善する施術です。
また、単なる加齢性変化に対するボリューム増大だけではなく、目をぱっちり見せる、ふくよかな唇にする、鼻を高くするなど、魅力的なパーツの形成にも高い応用性を持ちます。
安全性が高く、少ないダウンタイムで、直後よりすぐに効果が実感できる効果的な若返りの治療法です。
ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸は生体内でさまざまな働きをするゼリー状の物質ですが、皮膚においては特にその保水作用により構造を支える柱の役割を果たしています。そのため、ヒアルロン酸が減少すると皮膚の構造がスカスカになって支えられなくなるため、しわやたるみの原因となります。
ヒアルロン酸の生成量は皮膚の細胞の活性により変化することが知られており、20歳までの生成量を100%とすると、30歳で70%、50歳で40%、60歳で25%と、加齢により急激に減少してしまいます。
ヒアルロン酸は生化学的に人工合成が可能です。その分子量や架橋という構造の違いにより、柔らかさ(弾性・凝集性)や分解までの期間(持続期間)を調整することができ、治療の部位に応じてさまざまな製品が開発されています。当院では治療効果を最大化するために、部位に適したヒアルロン製剤を選択して治療をおこなっています。
各種のヒアルロン酸製剤
ヒアルロニダーゼによるヒアルロン酸の分解
近年、ヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼという分解酵素の製剤が開発され、ヒアルロン酸注射はより安全で手軽な治療となりました。
ボリューム増大効果が強すぎると感じたり、施術後の印象に違和感を感じる場合などには、ヒアルロニダーゼを施術部位に注射することにより、注入されたヒアルロン酸を分解して治療前の状態に戻すことが可能です。
また、脂肪注入など永久的に定着する注入治療の前に、印象変化のシミュレーションとしておこなったヒアルロン酸注射をリセットする際にも、ヒアルロニダーゼは効果的です。
ヒアルロニダーゼの効果はヒアルロン酸注入後に時間がたった後でも有効です。
当院は、他院でのヒアルロン酸注射後の修正にも対応しております。
ヒアルロン酸注射の対象
効果的にボリュームを増加させ、加齢性のしわ、たるみの改善や、輪郭・パーツの形成に効果的です。
代表的な治療部位:しわ、たるみ
- 額
- 眉間
- 目もと
- ゴルゴライン
- ほうれい線
- マリオネットライン など
輪郭の改善、パーツの形成
- 額
- 頬
- 鼻
- 顎
- 口唇(唇をふっくらさせる)
- 涙ぶくろ形成(魅力的な目元を演出する) など
ヒアルロン酸注射の効果と治療回数
ヒアルロン酸注射の効果は、施術の直後から実感できます。
そのため、施術中に鏡で見ていただき、効果の程度を確認していただきながら注入することが可能です。
腫れや内出血は手術などと比べるとごくわずかです。
注入直後はヒアルロン酸が凝集して若干盛り上がり気味になることがあり、またその後に注入したヒアルロン酸が保水することによりボリュームもわずかに変化するため、施術後1、2週間程度で診察させいてただき効果を確認します。
ヒアルロン酸は生体内でゆっくりと吸収されていくため、半年ほど治療効果が持続したあと、じょじょに元の状態に戻っていきます。
そのため、治療効果を維持したい方には1年に2、3回の定期的なヒアルロン酸注射をお勧めしています。
ヒアルロン酸注射とその他のフィラー、脂肪注入、ボトックスなどとの比較
ヒアルロン酸注射に用いるヒアルロン酸は、分子量や架橋構造の調整により、ボリューム増大に効果的な製剤にデザインされています。
当院では、肌の保湿力アップを目的として顔面の皮膚全体にヒアルロン酸を導入する場合には、注射器を用いて1箇所に集中的に注入するヒアルロン酸注射ではなく、ダーマペン4による施術をおこなっております。
また、ボリューム増大を目的とした充填材を総称して「フィラー」と呼ばれます。ヒアルロン酸はフィラーの一種です。
ヒアルロン酸は生体内に自然に存在する成分であるため安全性が非常に高いのが特徴です。
一方でじょじょに吸収されて減少していってしまうという性質もあり、これに対して永久に分解吸収されない人工的な成分のフィラーも過去には使用されてきた経緯があります。
しかしながら、それらの成分は本来存在しない不自然な構造であるために、組織内で炎症や硬結、腫瘍発生、感染などの重篤な合併症の原因となることがあり、現在では安全なフィラー製剤としてはほぼヒアルロン酸のみが広く使用されています。
製剤ではなく、細胞として永久的なボリューム増大効果を発揮する治療として、脂肪注入治療があります。長期間な効果が得られることに加えて、本来あるべき脂肪細胞をおぎなう治療であるため非常に自然な仕上がりが得られる効果的な若返りのための治療法です。
脂肪注入は効果がその後持続するため、印象の変化を前もってシミュレーションする目的で、ヒアルロン酸治療を先におこなうこともあります。
しわの治療によく用いられる方法として、ボトックス注射があります。
ボトックス(ボツリヌス治療薬)は、筋肉の収縮をやわらげることにより、表情じわを改善します。代表的な部位としては、眉間の縦じわ、目尻の横じわ(俗にいうカラスの足あと)、唇周囲のしわ、顎の梅干しじわ などがあります。
ボトックスはヒアルロン酸とは異なる仕組みによりしわを改善しますので、これらを使い分けたり、場合によってはうまく合わせて使うことにより、効果的な若返り効果を得ることができます。
ヒアルロニダーゼによるヒアルロン酸の分解
近年、ヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼという分解酵素の製剤が開発され、ヒアルロン酸注射はより安全で手軽な治療となりました。
ボリューム増大効果が強すぎると感じたり、施術後の印象に違和感を感じる場合などには、ヒアルロニダーゼを施術部位に注射することにより、注入されたヒアルロン酸を分解して治療前の状態に戻すことが可能です。
また、脂肪注入など永久的に定着する注入治療の前に、印象変化のシミュレーションとしておこなったヒアルロン酸注射をリセットする際にも、ヒアルロニダーゼは効果的です。
ヒアルロニダーゼの効果はヒアルロン酸注入後に時間がたった後でも有効です。
当院は、他院でのヒアルロン酸注射後の修正にも対応しております。
施術の方法
痛みをやわらげ、内出血を抑える目的で、注射部位の冷却麻酔をおこない、極細針で注射をおこないます。
ご希望の方にはクリーム麻酔やブロック麻酔を追加することもできます。
極細針を用いてヒアルロン酸注射をおこないます。鏡で治療効果を確認しながら、施術部位、注入量を適宜アレンジすることも可能です。
テープやガーゼ等の保護は必要ありません。施術当日からシャワー浴、メイクなども可能です。内出血を避けるため、当日は運動、飲酒・喫煙・入浴はお控えください。また、ヒアルロン酸が拡散したり移動したりするのを避けるため、施術後1週間は顔面へのマッサージをお控えください。
術前診察と治療法選択のポイント
- アレルギー歴や、出血が止まりにくいお薬を内服されているかなどを確認します。
- 治療を希望される部位をお聞きし、施術部位や注入量をご相談します。
術後経過
部分的な内出血が起こる場合がありますが、数日で改善する程度です。その間はメイク等でカバーするようお願いいたします。 | |
施術後の痛みはほとんどの場合ありませんが、軽度の痛みや違和感が出ることがあります。通常は数日で自然に改善していきます。 | |
大きな腫れは起こりませんが、局所的にごく軽度の腫れが数日〜1週間ほど出ることがあります。 | |
ボリューム増大効果は半年ほど持続しますが、その後治療効果は減衰します。 |
起こりうるリスク
- ふくらみが強すぎる
- 注入量が多すぎる場合には、ヒアルロニダーゼの使用を検討します。
- しこりや凹凸
- 皮膚が薄い部位にヒアルロン酸が多めに注入されると、皮膚の上からしこりや凹凸を触ることがあります。目立つ場合にはヒアルロニダーゼの使用を検討します。
- 血管閉塞による組織壊死
- ごく稀ですが、血管内に大量のヒアルロン酸が急激に注入されると血流が閉塞されて組織の壊死が生じた例が報告されています。無理のない注入計画のもと、安全な手技で施術をおこなう必要があります。万が一の場合にはヒアルロニダーゼを使用することがあります。
料金
ヒアルロン酸 | しわの改善やボリュームアップに効果的です。 | ¥88,000/1本 |
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ヒアルロン酸溶解注射(1500単位) | ヒアルロン酸注射前の元の状態に戻したい場合に用いる分解酵素(ヒアルロニダーゼ)です。 | ¥22,000 |
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